SRT 字幕を CapCut、Final Cut Pro、IINA に読み込む方法
SRT はもっとも広く使われている字幕形式で、ほとんどの編集ソフトとプレーヤーが読み込めます。よく使う 3 か所への読み込み方を説明します。確認できた点と確認できなかった点は、そのとおりに書いています。
読み込む前の 3 つの準備
- ファイル名と場所:SRT は動画と同じフォルダーに置き、名前は動画名で始めます。例:
talk.mp4にtalk.ja-en.srt。そろえて置いておくと、あとで探し間違えません。 - 文字コード:SRT は UTF-8 にします。Twinsubs の出力は UTF-8 です。ほかから入手したファイルを読み込んで文字化けしたら、まずテキストエディタで UTF-8 として保存し直してください。
- どちらのファイルを選ぶか:Twinsubs は動画 1 本につき 2 つのファイルを出力します。バイリンガルのファイル(
.ja-en.srtなど。翻訳先が上、原文が下)は 2 つの言語を同時に見たいとき、1 言語のファイル(.ja.srtなど)は翻訳先の言語だけなので、そのまま完成動画に焼き込むときに向いています。

Final Cut Pro
Final Cut Pro は SRT を直接読み込めます(Apple のページでは、CEA-608、iTT、SRT が直接読み込めるキャプション形式として挙げられています)。手順は Apple 公式のユーザガイド(Final Cut Pro ユーザガイド:キャプションを読み込む、2026-10-10 確認)によります。
- プロジェクトを開く字幕を付けるプロジェクトをタイムラインで開きます。
- メニューを選ぶ「ファイル」>「読み込む」>「クローズドキャプション」。
- ファイルを選び、ロールを決める.srt を選び、「ロールとして読み込む」で、左のポップアップメニューからクローズドキャプションのロール、右から言語のサブロールを選びます。
- 挿入時間を選ぶ「挿入時間」で、「タイムラインに相対」は各字幕の開始時間にプロジェクトの開始時間を加算します。「Absolute」はプロジェクトの開始時間に関係なく、字幕自身の開始時間のとおりに置きます。プロジェクトが 00:00:00 から始まる場合は同じです。
- 「読み込む」を押す字幕はタイムライン上部のクローズドキャプションレーンに表示され、各字幕の開始と終了の時間で位置が決まります。
Apple のコミュニティで、SRT の読み込み時に「サポートされていないデータ」と出るという報告があり、字幕の時間の重なりが原因とみられます(スレッド)。出た場合は、2 件の字幕の時間帯が重なっていないか確認してください。SRT の確認と修正もご覧ください。
CapCut
CapCut の読み込み項目は、バージョンによって名前も場所も変わります。CapCut の公式ヘルプで固定の読み込み手順を見つけられなかったため、メニュー名は書かず、探し方だけ説明します。
- 字幕のパネルを開くCapCut のデスクトップ版で、テキストや字幕のパネルを開き、「字幕を読み込む」「ローカル字幕」のような項目を探します。
- SRT ファイルを選ぶバイリンガル SRT は 1 件が 2 行のテキストなので、読み込むと同じ字幕の中に訳文と原文が表示されます。
- 翻訳先の言語だけにしたいときは、1 言語のファイル(.ja.srt など)を選ぶ2 つの言語を別々のスタイルにしたいときは、CapCut の中で行を分けるか、先にテキストエディタでバイリンガルのファイルを 2 つに分けます。
SRT にはフォントや色の指定が含まれません。読み込んだあとのフォントと大きさは編集ソフトで決まるので、ソフトの中でまとめて調整してください。Premiere Pro や DaVinci Resolve などほかの編集ソフトも SRT を読み込めます。正確な手順は各ソフトのドキュメントをご確認ください。ここでは手順を書いていません。
IINA などのプレーヤー
編集はせず、見ながらバイリンガル字幕を読みたいだけなら、プレーヤーに読み込めば十分です。
- IINA(1.4.4 の日本語表示で確認):メニューの「字幕」>「外部の字幕を読み込む…」で .srt を選ぶと表示されます。
- 自動読み込み:VLC の公式の説明には、動画と同じ名前の字幕ファイル(動画 Dark Star.avi に字幕 Dark Star.srt など)は自動で開かれると書かれています(VideoLAN Wiki、2026-10-11 確認。ページの例は Windows で、macOS での動作は個別には確認していません)。Twinsubs のファイル名は「動画名+言語コード」なので、言語コードが付いた名前を自動で対応づけるかはプレーヤーによって異なり、手動で読み込むのがいちばん確実です。
- Infuse などほかのプレーヤーにも「外部字幕を読み込む」項目がありますが、場所はそれぞれ違います。
プレーヤーで文字が四角になったり化けたりするのは、たいていフォントか文字コードの問題です。ファイルが UTF-8 であることを確かめ、プレーヤーの字幕設定で、その言語の文字を含むフォントに変えてください。
ずれていないかの確認方法
- 冒頭を見る最初のせりふまで再生し、字幕が音声と同時に出るか確かめます。
- 中ほどと終わりを見るそれぞれ 1 か所ずつ見ます。全体がずれている、または後ろにいくほどずれが広がる場合は、読み込みの設定が違う(Final Cut の挿入時間など)か、字幕がその動画のものではありません。
- 2 行のレイアウトを見るバイリンガル字幕は 1 件が 2 行で、文字が大きいと映像を隠します。編集ソフトかプレーヤーでまとめて小さくします。
読み込みに失敗したら、まず 4 つ確認
- 拡張子.srt であることを確認します。システムに隠された .srt.txt ではありませんか。
- 文字コードUTF-8 にします。
- 時間の重なり次の字幕の開始は、前の字幕の終了より早くならないようにします。
- 空の項目番号と時間コードはあるのに文字がない項目は、拒否するソフトがあります。
よくある質問
バイリンガルと 1 言語のファイル、どちらを読み込めばいいですか?
画面で翻訳先の言語と原文を同時に見たいときは、バイリンガルのファイル(.ja-en.srt など)を読み込みます。翻訳先の言語だけでよければ、1 言語のファイル(.ja.srt など)です。2 つは時間コードが同じで、いつでも入れ替えられます。
読み込んだら字幕と音声がずれています。どうすれば?
Final Cut Pro では、まず挿入時間の選択を見ます。プロジェクトが 00:00:00 から始まらない場合、「タイムラインに相対」は各字幕にプロジェクトの開始位置を加算し、「Absolute」は字幕自身の時間コードのとおりに置くので、結果が変わります。ほかのソフトでは、まずタイムライン上で動画が先頭から始まっているか確かめ、冒頭、中ほど、終わりの 3 か所を見ます。
読み込んだ文字が四角や化けた文字になります。
まずファイルが UTF-8 であることを確かめ、そのうえで、編集ソフトやプレーヤーの字幕設定で、その言語の文字を含むフォントに変えます。フォントと大きさは編集ソフトやプレーヤーが決めるもので、SRT ファイル自体にスタイルはありません。
Final Cut Pro で読み込み時にエラーが出ます。
2 件の字幕の時間帯が重なっていないか、番号と時間コードだけで文字のない空の項目がないかを確認してください。Apple のコミュニティに、SRT の読み込み時に「サポートされていないデータ」と出たという報告があり、時間の重なりが原因とみられます。
読み込む前に数文字だけ直したいです。
SRT はテキストなので、どんなテキストエディタでも開いて直せます。保存するときは UTF-8 のまま、拡張子 .srt を保ちます。SRT の確認と修正の記事をご覧ください。
更新日:2026-10-12。 Twinsubs のトップへ戻る